2016年10月17日月曜日

日之影神楽~神楽公演・第Ⅱ部

 
2016年10月16日(日) 13時~17時45分 國學院大學百周年記念講堂
日之影神楽~神楽公演・第Ⅰ部からのつづき

(9)「手力男」~(13)「柴引き」までが、岩戸五番になるので、
第Ⅱ部では、祭壇の前に岩戸の作り物が置かれます

【神楽公演~第Ⅰ部】
 (1)舞入れ (2)森の正教 (3)彦舞 (4)杉登り
 (5)座張り (6)天神様の舞 (7)神颪

【神楽公演~第Ⅱ部】
 (8)荒神 (9)手力男 (10)伊勢神楽 (11)鈿女命
 (12)柴引き (13)戸取り (14)舞開き





(8)荒神
(8)荒神
国津神(荒神)である猿田彦が天地の始まりからイザナギ・イザナミの国産みまでを説く舞。
最初に、ヒョットコのような滑稽味のある面をつけた舞出しの舞がある。




(9)手力男

 (9)手力男
手力男が天岩屋の様子をうかがい、岩戸を押し開く方法を思案している舞。

最初はワルツのようなゆったりして優雅な舞なのが、途中から激しい舞に変化。
(日之影神楽は途中から激しく早いリズムになり、足を小刻みに動かすパターンが多い。)



 


(10)伊勢神楽

(10)伊勢神楽
天児屋根命(アメノコヤネノミコト)が岩戸開きの準備をする舞。
岩戸の前で祝詞を唱え、天照大神を誘い出す様子を表す。
解説によると、天児屋根は藤原氏の遠祖であることから、「中臣の祓いの舞」とも呼ばれ、かつては神官が舞う神楽だったという。






(11)鈿女命

(11)鈿女命
神楽の起源の舞。
激しさと、ほんわり・おっとり感が入り混じった不思議な感覚。
おかめっぽい面が可愛らしい。




(12)柴引き
(12)柴引き
太玉命が天香具山から榊を根っこごと引き抜いて岩戸の前に植え供えることで、天照大神のお出ましに備える様子をあらわした舞だそうです。

岩戸のうしろで数人の人が榊の根元をもっていて、最後は太玉命と綱引き状態に。



 


(13)戸取り
(13)戸取り
手力男命が岩戸を取り払う舞。
取り払われた岩戸の一つ目は日向国・阿波岐ケ原に、二つ目は信濃戸隠まで飛んでいったそうです。





(14)舞開き
(14)舞開き
天照大神が天岩屋からお出ましになる舞。
右手に「月」、左手に「日」をもち、交互に照らす。

アマテラスを舞っていたのは、天使のように愛らしい小学1年の女の子。

実際に日之影町を訪れて、夜神楽を観ていると、ちょうど夜が白々と明けて朝日が昇るころに、アマテラスが岩屋から出る「舞開き」となり、きっとその感激・感動はひとしおだろう。

いつか訪れてみたい。





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