フィギュアスケーター・羽生選手も訪れた、羽生結弦ファンの聖地・弓弦羽神社。香雪美術館の目の前にあります。
8世紀末に弓弦羽ノ森を神領地と定め、849年に社殿を造営し、熊野大神を祀ったのが、この弓弦羽神社の始まりとされます。由緒ある立派な神社でした。
大きな鳥居をくぐると、左手に樹齢350年の御神木。さらに進むと、手水舎が見えてきます。
御祭神が熊野大神なので、境内のあちこちに八咫烏が。
もちろん、手水舎にも。不愛想なのがカワイイ。
こちらは、神社のマスコットシンボル「ゆづ丸」くん。
紙に願い事を書いて、この「ゆづ丸」くんの内部に入れ、ゆづ丸の身体に自分の名前と日付、羽を書いて、奉納すれば、神様にお願いを届けてくれるとか。
ゆづ丸くんも、羽生結弦ファンに大人気。
さらに進むと、大きな社殿が見えてきました。
社伝によると、三韓征伐から凱旋した神功皇后が摂津国難波浦に向かう途中で、忍熊王が挙兵したとの知らせを受け、この地で弓矢甲冑を奉納して熊野大神に先勝祈願をしたのが、この神社の起源だそうです。
この故事により、神社背後の山を「弓弦羽嶽」(弓矢)、もしくは、「武庫山(後に六甲山の字が宛てられた)」(甲冑)と呼んだといいます。
また、神功皇后がこの里の泉に姿を写したことから、この地は「御影」と呼ばれるようになったとされています。
「武庫(むこ)」や「六甲山」、「御影」といった馴染み深い地名が、この神社の縁起に由来していたとは!
社殿にも、ヤタガラスがいっぱい!
絵馬のほとんどが羽生結弦選手の必勝祈願!
こちらは末社の松尾社(まつおのしゃ)。
松尾大社を本宮とするお酒の神さまですね。
灘五郷の真ん中にある御影では、いまでも酒造会社が「松尾講」を組織していて、灘の酒造メーカーの多くがこの松尾社の氏子だそうです。
弓弦羽神社では、4月7日に「御影・花びらまつり」が行われ、灘五郷のふるまい酒もあるとのこと(一杯百円)。
お近くの方、お花見がてらに訪れてみてはいかがでしょうか。
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