その名の通り、平安京の「市」の守護神として創建されました。
御祭神は宗像三女神をはじめ、すべて女神さま。
交易・商売繁盛の守護神である以外にも、女性の守り神とされ、女性の願い事を叶えてくださるそうです。
近くの色街の娼妓たちも信仰していたのかもしれませんね。
びっくりしたのは、マンションに組み込まれるように神社が建っていたこと。
これも時代の趨勢、神社経営も大変だろうから、致し方ないのかな……。
市比売神社は、桓武天皇の平安遷都に伴い、右京・左京の市座を守る神社として795年に創建されました。
もとは、東市座内の七条坊門にあったようすが、秀吉の都市改造計画によって五条南のこの地に移されたそうです。
手水台に刻まれた「瀞(すがすがしい)」は、「清」と「浄」が組み合わさった文字で、「心をすがすがしくしなさい」という意味を表しているとのこと。
最近、ストレスがドス黒く渦巻いてるからなあ……。禊のつもりで、手と口を清めさせていただきました。
本殿もどことなく女性らしい雰囲気。
御神井「天之真名井」 |
市比売神社の神宝・天目碗「天之八塩(あめのやしお)」で汲み出された若水が、歴代天皇の産湯に用いられたという伝承が残っています。
現在も名水として、茶会や花展、書道展に使われているそうです。
飲むのは控えましたが、手を清めると、冷たくて気持ちいい。美肌効果を期待して、頬にもパタパタ。
心のもやもやが洗い流されて、少しはリフレッシュした……かな?
カード塚 |
クレジットカードなんて人間の欲望や「念」がしみつきやすいものだから、穢れを祓うのにいいのかも。カード破産とかもあるものね。
現代的な発想だけれど、おもしろい。
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