2020年3月25日水曜日

浪花教会 ~大大阪時代のモダン建築⑤

浪花教会、1930年、ヴォーリズ設計事務所
大阪には、古くて素敵な教会堂がたくさんある。

高麗橋ビルのすぐ近く、三休橋筋沿いに建つ浪花教会もそのひとつ。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計指導のもと、1930年に建築された。




プロテスタントの教会ではあるが、色鮮やかなステンドグラスがはめ込まれた尖塔アーチが並んでいるのが特徴的。

内部は撮影禁止だったため画像で紹介できないが、ステンドガラスから色彩豊かな光が厳かに射しこんで、とても美しい空間だった。



尖塔アーチは3つの大きさに分かれ、アーチの大きさに従って袖壁の高さが変化する。
そのことが、壁面にリズミカルな表情を生み出している。




抑揚に富んだ明朗なファサード。

内部を案内してくださった牧師さんが、めっちゃ親切。
穏やかな「気」に満ちた教会。今度、礼拝にも参加したい。






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