2020年3月15日日曜日

乱世の名将、吉村洋文大阪府知事


水の都・大阪の中之島

世界が病禍に見舞われたこうした乱世こそ、トップの資質が問われる。

国や他の自治体が右往左往するなか、あざやかな政治手腕でつねに先手を打ってきたのが、大阪府の吉村洋文知事である。

吉村知事についてはかねてからSNSでフォローしてきたが、この方のツイートは簡にして要を得、じつに的確だ。
情報公開および議論の透明性を徹底する姿勢と、その情報発信力の高さは他の首長を凌駕する。


つねに優先順位を明確にし、大局的な視点に立って物事を合理的・理性的に判断する吉村知事。
彼が新たな対策を打ち出すたびに、「これこそ、求めていた方策!」と胸躍らせながら拍手喝采を送り、ツイートにコメントして援護射撃を行ってきた。

有事に際して、冷静沈着でブレないリーダーは心強い。


コネや家柄、既得権益との癒着ではなく、こうした真に有能な人物がトップに立つことができるのも、プラグマティックな大阪という土地柄なのだろう。


吉村知事は国や他の自治体に先駆けて、大阪府内の公的イベントの中止・延期および学校の休校を決定。急激な感染ピークを抑えながら、医療崩壊を防ぐべく、司令塔組織を置いてトリアージを判定する万全の医療体制をシステマティックに整えてきた。


感染者数をゼロにすることは不可能であり、感染者の8割以上は軽症・無症状という現実を踏まえて、今後は死亡者数を最小限に抑えつつ、社会・経済・文化活動を徐々に正常に戻していくことが求められる。
そうしなければ、経済も文化も死んでしまい、人々の生活が立ち行かなくなるからだ。

(ちなみに、日本国内のインフルエンザによる死亡者数は毎年3000人以上。それと比較すると、新型コロナの実害よりも自粛による被害のほうがはるかに甚大なのがよく分かる。)


現在、吉村知事は松井市長とタックを組み、国に先駆けて「自粛の漸次的解除」へと大きく舵を切ろうとしている。


だが、コロナパニックのなか、多くの府民から「自粛解除は時期尚早」という批判が相次いでいる。

さらに今日、大阪府職員の新型コロナ感染が発覚し、当該職員が勤務中にマスクをしていなかったことから、大阪府が集中砲火を浴びることとなった。

非常に困難な局面だが、吉村知事には何とか切り抜けてもらいたい。
高須克弥氏は、「名将のもとにいる弱卒の怠慢で武漢肺炎が大阪府職員の間で蔓延することを恐れます」と述べておられるが、正にその通りである。


残念なことに、NHKをはじめ朝日・毎日などの主要メディアが維新の会を毛嫌いしているため、吉村知事・松井市長および大阪府・大阪市の先見的な試みがテレビや新聞で伝えられることはほとんどない。
とくに全国放送で報道されないのは、国民にとって大きな不幸だと思う。

吉村知事と大阪の対策が功を奏せば、Covid-19対策の全国基準、いや、きっと世界基準になるはずだ。

吉村洋文知事のツイッターは、こちら(吉村洋文ツイッター)。
知事はほとんど毎日、時には深夜遅くに、その日の経過や決定事項をツイートしておられる。1~2キロ痩せたとおっしゃっていたが、知事の健康も気遣われるところである。


吉村知事・松井市長・大阪の試みが全国に、さらには海外に広がり、多くの人の助けとなることを願ってやまない。



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