2019年8月6日火曜日

真夏のオアシス ~七曜会祖先祭

2019年8月4日(日)京都観世会館
舞囃子
《高砂》      味方玄
《遊行柳》   河村晴道
《杜若恋之舞》 杉浦豊彦
《野守黒頭天地之聲》浦田保親
そのほか、居囃子、素囃子、一調、独鼓、独調など


ここのお社中はうまい方ばかりで、聞き惚れてしまう。
一調一管《鷺》を打たれた方なんて、杉市和さんの笛と見事に調和して、何も知らずに聴いたら玄人どうしの一騎打ちかと思ってしまいそう……いや~、すごかった!

ほかの方々もお世辞抜きにお上手で、ひたすら感服。
光長師のお弟子さんは熟練の技、光範さんのお弟子さんはお師匠様に似て、腕や腹筋・背筋、体幹の筋肉が素晴らしく、華麗なバチさばき。ほんと、すごいお社中です。
あれだけ打てたら楽しいだろうなぁ。


舞囃子のプロのシテ方さんいずれも見応えがありました。
味方玄さんの《高砂》は夏の清流のように清々しい緊張感にあふれていたし、河村晴道さんは切戸口から入ってきた時から翁寂びた柳の精だった(晴道さんの《遊行柳》、お能で拝見したい)。
杉浦さんの杜若には花のうるおいがあったし、浦田保親さんの野守は力強いなかにも緩急とスピード感があって素敵。


個人的には、大好きな大鼓方さんお二人(谷口正壽さんVS河村大さん)の競演が見どころ・聴きどころ。
好きな囃子方さんが増えてくると、そのパートを聴く耳が育ってくる気がします。





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