2019年5月9日木曜日

卯之葉神事と舞楽《萬歳楽》《地久》《太平楽》

2019年5月6日(月)住吉大社第一本宮~吉祥殿
第一本宮での卯之葉神事
「卯之葉神事」は、住吉大社の御鎮座が神功皇后摂政11年辛卯年卯月上の卯日だったことに由来します。太陽暦となった現在は、卯の花が咲く5月の最初の卯日に斎行されるようです。



この神事では榊ではなく、卯の花(ウツギ)の玉串が捧げられ、画像のように神職たちも卯の花を頭や胸につけています(葵祭みたい)。

献香や献茶、そして巫女さんたちによる神楽の奉納などがありました。
(わたしは特別拝観の神館などをまわってたので、神事はちょこっと拝見した程度。)



神事の終了後は吉祥殿に場所を移して、いよいよ舞楽と天皇御即位奉祝能《大典》の奉納です。
結婚式・披露宴に使われる吉祥殿

奉納舞楽プログラム 天王寺楽所
雅楽《君が代》

舞楽《振鉾》

左方平舞《萬歳楽》 平調

右方平舞《地久》 高麗双調

左方武舞《太平楽》 太食調

雅楽《長慶子》


天王寺楽所による舞楽は、凛として隙のない宮内庁楽部にくらべると弛みがあるけれど、それが素朴でゆったりとした独特の魅力になっていて、とっても癒されます♪

α波が脳全体にじわじわと広がり、セロトニンの分泌が促されて……エステでアロママッサージを受けるよりも心地いい! 心も体もほろほろとほぐれてゆく。

舞楽の舞は太極拳の動きに似ているから、場の気の流れが良くなり、体内の循環も良くなって、連休中の疲れやコリがジュワーッと溶けていく感じ。

舞楽、はまりそう! 雅楽のCDを聞きながら眠りにつくと熟睡できるかも。



以下は自分用のざっくりしたメモなので、ご興味のない方は読み飛ばしてください。

舞楽《振鉾(えんぶ)》2人舞
舞楽演奏の際に最初に舞われる儀式曲で、場を清めるお祓い的なもの。横笛・太鼓・鉦鼓のみの伴奏。鉾を上下左右に打ち振る舞。
三節構成
(一節)左方(唐楽・赤色系装束)の舞人が龍笛の奏でる新楽乱声にのせて舞い、天に供す。
(二節)右方(高麗楽・緑色系装束)の舞人が高麗笛の奏でる高麗乱声にのせて舞い、地に和す。
(三節)左方右方の舞人が各々の乱声で同時に舞い(合鉾:あわせぼこ)、祖霊に祈りを捧げる。

左方平舞《萬歳楽》 この日は4人舞
天皇即位礼大饗に必ず用いられ、文武の徳を表徴した舞楽。平調。賢王が国を治めるときに法皇が飛来して「賢王萬歳」と囀ったので、その声を楽にし、姿を舞にしたとされる。三部構成(出手→萬歳楽→入手)。平調。
左方襲装束、赤色系の袍(片肩袒)、鳥甲。

右方平舞《地久》 4人舞
平調。(1)高麗双調音取→(2)地久破→(3)地久急
右方襲装束、鼻高の赤い面、鳳凰甲

左方武舞《太平楽》 4人舞
文武天皇の御代に伝えられた舞曲で、漢の高祖と楚の項羽の故事にちなんでつくられた。勇壮に舞う武の舞だが、平和を祈願する舞で、天皇即位礼大饗を彩る剣舞。《朝小子》《武昌楽》《合歓塩》の3つの楽曲を、序(道行)、破、急に配した大規模な曲。
(1)太食調調子
(2)太平楽序(出手)
(3)太平楽破(武昌楽)、鉾で舞う
(4)太平楽急(合歓塩)、急の舞の途中で舞人が剣を抜くと、太鼓のパターンが変化。麻痺とは刀を斬りまわしながら舞台を一巡する。
(5)舞いおさめると再び太平楽が奏され(重吹:しげぶき)→入手
中国甲冑装束、太刀を佩き、鉾をもつ。胡簶(やなぐい)の矢は戦闘時とは違って、上を向き、平和の意思を示す。

雅楽《長慶子》
諸員退出の楽として舞楽の最後に必ずそうせられ、慶祝の意をあらわす。




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