金春國直さんの太鼓を2か月ぶりに鑑賞した。
(もともと上手い方だったけれど)
さらに格段に巧くなっていらっしゃって、驚くとともに胸が熱くなる。
透明感が増したような、打音の美しい響き。
絶妙な強弱をつけつつ無駄な力を抜いて、ひたすら無心に打つ姿には、宗家の風格さえ漂っていた。
彼の中に胚胎されていたものが一気に芽吹き、開花したように、
芸はたしかに、しっかりと継承されていた。
宝生和英さん、関根祥丸さん、そして金春國直さん。
無限の可能性を感じさせる人たちは、
厳しい逆境と強い意識と自覚によって飛躍し、成長していく。
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