緊急事態宣言発令の第一日目。そっと外に出てみると、
街灯に照らされた近所の夜桜 |
道行く人はまばら。
買い物帰りらしき人、散歩をする人、営業マン風のスーツ姿の男性……。
人びとはパニックになることなく、粛々と現実を受け止め、冷静にやるべきことをやり、静かに日常を営んでいる。
スーパーでは買い占めなどもなく、棚には豊富に商品がそろい、行動を少し制限される以外には、特に不自由なく普通の暮らしを送ることができる。
(こんな状況下でも勤務してくださるレジ係の方々に感謝!)
これまでも未曾有の大災害をいくつも乗り越えてきたのだもの、日本人ならきっと、この未曾有の疫禍も乗り越えていくことができる!
生きていると、ほんと、いろんなことがある。
映画や小説の世界のような出来事も現実に起きてしまう。
芸術を生で鑑賞できなくなったいま、娯楽が少なかったころのいにしえの人たちが、月や花を友として、心から愛でていた気持ちが痛いほど分かる。
当たり前に咲いていた近所の公園の花たち。
いまは、心に寄り添ってくれる尊いものに思えてくる。
ことさら名所に行かなくとも、身近なところに心を癒す美しいものがあふれていて、気持ちが満たされる。
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