2020年1月3日金曜日

京都能楽会 新年奉納2020~平安神宮

2020年1月1日(水)平安神宮神楽殿

《翁 日吉式》浦田保浩
 千歳 林宗一郎 三番三 茂山忠三郎
 森田保美 林吉兵衛 大和 大輝
 渡部諭
 
仕舞《高砂》今井克紀
  《八島》廣田泰能

仕舞《田村クセ》片山伸吾
  《東北クセ》吉田篤史
  《岩船》  大江信行

狂言小舞《三人夫》網谷正美
 松本薫 丸石やすし

装束付舞囃子
《猩々》金剛龍謹
 ワキ 小林努
 杉信太朗 吉阪一郎
 谷口正壽 前川光範
平安京大内裏応天門の縮小版・平安神宮の應天門

本年もお参りさせていただきました。

昨年は金剛流の《翁》「神楽式」でしたが、今年は観世流なので「日吉式」です。

2年前にも書きましたが、もう一度おさらいすると、「日吉式(ひえのしき)」というのは、日吉大社のひとり翁にちなんでつくられた小書だそうです。

この小書では、翁も三番三も面をつけず、三番三は揉ノ段だけで、鈴ノ段はカットされます。また、通常は翁だけが正先で拝礼しますが、日吉式では、翁・千歳・三番三の三人で礼をします。

翁(父尉)・千歳(延命冠者)・三番三という、三人翁の要素もあるかもしれません。民俗芸能の翁舞と伝統芸能の《翁》の色彩が折衷された神事能らしい《翁》でした。


林宗一郎さんの千歳がなんとも魅力的で、個性を生かした爽快で清涼感のある舞でした。
もう名門の御当主となられたので、おそらく今後は翁を舞う機会が増え、千歳役は徐々に少なくなっていくのでしょう。そう思うと、宗一郎さんの千歳舞が貴重なものに感じられます。

林吉兵衛父子の小鼓は、さすがに息が合ってますねぇ。
そして2年前にも感じましたが、渡部諭さんの揉み出しがなんともカッコいい。平安神宮の三番三では、渡部諭さんと、お師匠様の谷口正壽さんが年替わりで交互に大鼓を勤められるようですが、お二人とも好みの芸風なので、彼らの三番三を聴くのも楽しみのひとつです。



狂言小舞《三人夫》
平安神宮新年奉納での狂言小舞は毎年《三人夫》なのかな?
昨年は茂山千作さんが舞われていました。御簾の蔭で転倒されたのを昨日のことのように思い出します。病を押してのご出演だったのでしょう。ふらつきながらも、年輪を感じさせる風格のある舞姿でした。なつかしいです。時は移り変わっていきますね……。



帰りに、大切な人のためにお守りをいただいてきました。
平安神宮といえば、左近の桜に右近の橘。その桜色をした美しい勾玉のお守りです。病気平癒の御利益があるそうです。
どうか病が癒えて、平穏で安らかな日が訪れますように。





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