2018年2月19日月曜日

千駄ヶ谷の富士塚 ~鳩森八幡神社

能楽堂に行くついでに寄り道して、富士塚初体験。
関西では見たことがないから、たぶん、富士山の見える場所にしかないのでしょう。
昔は、ここからも富士山が見えたんですね。

富士塚入口
寛政元年(1789年←フランス革命の年?!)築造とされる千駄ヶ谷の富士塚は、都内最古のもの。
東京都の有形民俗文化財に指定されているそうです。





登山道の階段は自然石でつくられ、頂上付近には富士山の溶岩が配されているとのこと。





山裾付近は、比較的ゆるやかな階段。





里宮
すこし登ると、里宮があります。
河口湖畔に行ったつもりで参拝。




亀岩

八大龍王が祀られている蓬莱亀岩。
この辺りから、ゴツゴツした岩を登っていきます。






溶岩っぽい岩も見えてきました!



小御嶽石尊大権現

山梨県神社庁のサイトによると、小御嶽は富士山よりも先に出現した山で、小御嶽石尊大権現は、富士登山者の守護神だそうです。
富士登山者の家運隆昌、交通安全、延命長寿、縁結びの守護神とのこと。





「釈迦の割れ石」と「金明水」


釈迦の割れ石とは、白山岳の手前にある縦に割れたような岩のこと。
廃仏毀釈の前に、白山岳が「釈迦岳」と呼ばれていたため、「釈迦岳の割れ石」がつづまって「釈迦の割れ石」になったようです。

金明水は、富士山の清らかな水が湧く聖泉。
琵琶湖からの通い水が湧いているという伝説もあるとか。


富士塚って箱庭みたいに小さな世界だけれど、けっこう凝った造りになっていて、作り手の遊び心とこわだりが細部にも感じられます。

ヨーロッパにもグロッタのような精密かつ豪奢な人工洞窟があるけれど、あれをもっと、う~んと庶民向きに、簡易に作った感じでしょうか。




奥宮

頂上に到着。
奥宮に参拝しました!

子供たちがはしゃぎながら登っていて、かわいい。
子供はこういう場所が好きですよね、秘密基地みたいで。





頂上から見た境内。河津桜がきれいに咲いています。



能楽殿





白梅と絵馬がこの時期らしい


御社殿
御祭神は、応神天皇・神功皇后。
能楽殿で観世流《箱崎》の演能があれば、ぴったりですね。





紅梅白梅ともに見ごろ


もう春だなあ。
でも、まだ四月は遠い。
その前に、花粉が……。





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