7月20日の夕方、ゆかたを着て大國魂神社のすもも祭へ。
山本頼信社中(社家の社中)による江戸の里神楽を見学しました。
大國魂神社の神楽殿 かがり火が焚かれて幻想的な雰囲気 |
(ブログ掲載の許可をいただいたので紹介していきます)。
先導役のサルタヒコ |
左から、サルタヒコ、アメノウズメ、ニニギノミコト |
ニニギノミコトがアメノウズメなどの神々を引き連れて、高天原から地上に降臨。
右端が、男前の面をかけたニニギノミコト。
中央のアメノウズメは、おっとりした愛され顔の美人さん。
サルタヒコとアメノウズメの結婚を祝って踊るひょっとこ |
ニニギノミコトの御前で舞を舞うサルタヒコとアメノウズメ |
めでたく夫婦になったサルタヒコとアメノウズメは、相生の舞を舞う。
シャン、シャン、シャン |
鈴を振りながら舞う「相生の舞」は、夫の地元の美保神社で見た巫女舞に似ていた。
ニニギノミコト |
山神 |
続いて演じられた《山神(さんじん)》。
一日の舞台の最後に、舞台と道具を浄めるための祝言性の高い演目。
先ほどのサルタヒコと同じ面で、たぶん演者も同じ人だと思う。
お囃子はメインが大太鼓、大拍子、笛、それに時折、拍子木と釣鐘が加わるという構成。
こうした商業目的ではない民俗芸能が継承されていることに、ただただ感激!
夜の部の上演時間は1時間15分ほど。
上演までの時間つぶしに宝物殿に入ったのですが、これが予想外に良かったのです。
宝物殿の1階には巨大な大太鼓や神輿がずらり。
圧巻は、くりぬき胴では日本一大きいとされる直径2.5mのメガ太鼓!
皮も巨大雄牛の一枚皮が両面に張られていて、目を見張ります。
(いったいどんな音がするのだろう?)
宝物殿2階には、能面作家・小倉宗衛氏が奉納した能面が陳列され、
能楽ファンには嬉しい限り。
近年の作品とは思えないほど、古色を帯びた緩みのない造形で、
特に冷たい品格のある増女が素晴らしく、この面を使った舞台が見てみたくなりました。
(何年か前の式典では、大國魂神社が所蔵する小倉氏作の万媚を使った《紅葉狩》が、
金春流によって上演されたそうです。)
からす扇・からす団扇 |
「からす扇・からす団扇」は五穀豊穣・悪疫防除の意味を持ち、
これらで扇ぐと、害虫が駆除され、病気が治癒するとされています。
本殿前で販売されていました。
カラスの模様が可愛い。
カラスっぽい?神楽殿の蟇股 |
神楽殿の蟇股もカラスを象っているのかしら?
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