残念ながら村上華岳没後80年展は撮影禁止 (>_<)。
なので、それ以外で気に入ったものを掲載しますね。
ドミニック・ラビノ《三段階の形成》 |
透明で涼感のあるガラス作品は、猛暑の展示にぴったり。
紫がかったピンクの濃淡が三層になった凄い技術の作品。
香水瓶にこういうデザインがあれば素敵だな。
ハーヴィ・K・リットルトン《 抛物線のフォーム》 |
休日にもかかわらず美術館はガラガラ、ほとんど貸し切り状態。
トム・マックグロウクリン《上昇する赤いフォーム》 |
岩田久利《簾》 |
ガラスって好きだなあ。
長谷川潔《一樹(ニレの木)》、ポアント・セッシュ |
楡の木が、異様なエイリアンのよう。
長谷川潔《コップに挿した草花》、1848年、油彩 |
いつまでも観ていたい。
心が傷ついたときにやさしく慰めてくれる絵。
いまがちょうど、そんな心境。
靉光《花(やまあららぎ)》、1942年 |
たっぷりと水気を含んだ厚みのある葉と艶々の葉脈が、人間の首や腕のように蠢いている。
工藤哲巳《イヨネスコの肖像》、1971 |
細部を観ると、ちょっとここには書けないような、エロ・グロの象徴的アイテムがいろいろあって、何かを訴えてはるんやろうなあ。
【村上華岳】
肉感的で妖艶な観音図が多かった。
今回いちばん印象に残ったのが、《楊柳観音図・擬唐朝古石仏》。
淡彩でごく薄く描かれたこの楊柳観音は、官能的な要素が弱まり、柔和で優しい目をした柳の妖精のように見える。ほかの観音図のような豊満な肉体から離脱した、精神性の高い女神様に思えたのは、石仏を模したものだからだろうか。
また、白隠を思わせる、省略の効いた描線で描かれた羅漢図も面白かった。
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