解説 金子直樹
火入れ式
狂言 《福の神》 福の神 三宅右近
参詣人 三宅右矩 三宅近成
後見 金田弘明
仕舞 《笹之段》 梅若玄祥
能 《橋弁慶》 弁慶 松山隆雄 牛若丸 松山絢美 従者 松山隆之
アイ 高澤祐介
囃子 栗林祐輔 田邊恭資 佃良太郎
後見 小田切康陽 山中迓晶 小田切亮麿
地謡 梅若玄祥 梅若紀彰 角当行雄
土田英貴 川口晃平 角当直隆
楽しみにしていた薪能。
今回は、前から3列目の指定席のチケットを購入できたので、見えやすいだろうと期待してたのですが、
あいにくの雨で、薪能じゃなく、ホール能に振り換え。
その結果、前から6列目の一番端っこ。見えづらい席になってしまいました (T_T) 。
日頃の行いかな……。
雨だから浴衣じゃなく洋服だし、苦手なホール能だから、テンションは低め。
お天気ばかりは、仕方ないですね。
主催者のあいさつの後、お能を初めて見る人のための初歩的な解説。
何事もそうだけれど、まったく知らない人に分かりやすく説明するのって、かなり難しいと思う。
金子先生はレディー・ガガまで引き合いに出していらっしゃって、
お能に親しんでもらおうという意欲と努力との跡がうかがわれる解説でした。
三宅ファミリーの狂言は面白かった。
オペラグラス――薪能・ホール能鑑賞のための秘密兵器――を持参したので、
演者の表情や装束の文様、手の細かい動きまでも鑑賞できて、けっこう楽しめました。
次は、お待ちかねの玄祥先生の仕舞。
来月の国立能楽堂の《百万》は、チケット争奪戦に破れて席が取れなかったので、
せめてもの玄祥先生鑑賞です。
やはりよかった~!
舞もいつもにも増して華やかで端正で、そして何より謡がとびきり素敵でした。
土田英貴さん、川口晃平さん、角当直隆さんの地謡もよかったし。
これを拝見しただけでも、はるばる相模原まで来た甲斐があったというもの。
仕舞だから、あっという間に終わっちゃったけれど、ずっと何度もループして
繰り返し見ていたかった。
そしてお能の《橋弁慶》。
お囃子は若手の方々だけれど、気合いが入っていて、聴きごたえがありました。
地謡も盤石な印象。
子方さんは6歳でとても可愛らしくて、年齢の割にはとってもお上手で、
大役をしっかりこなしていらしたのだけれど、
この曲は6歳ではまだ少し早かったんじゃないかな。
《橋弁慶》は、子方が準シテのような存在だから、
舞も謡も立ち会いも多くて、子方にとってはかなり難易度の高い曲だと思う。
詞章にあるように12,3歳か、せめて8~10歳以上になってからのほうが、
よかったのでは……。
地謡と囃子はとても引き締まっていたので、ホール能としては楽しめました。
帰り道や電車の中で、今日のお能の観客らしき人々が
「あのお子さんは女の子に見えたけれど、男の子?
女の子じゃないよね?歌舞伎、じゃなかった、能って男だけでやるものでしょ?」
というような話をしているのがあちこちで聞こえてきて、
世間ではまだまだ歌舞伎と能が混同されているのと、
歌舞伎だけではなく、お能も男だけがやるものという社会通念があるのですね。
(たしかに、女流能楽師の方々はテレビにはあまりご出演されないから、
世間的な認知度は依然として低いのかもしれません。
NHKで鵜澤久さんのおシテの《野宮》などを放送すると、世間の見方も変わるのでは。)
夢ねこさん、blogは随分前に少し拝見して、その後はご無沙汰していました。今日久しぶりにデスクトップのショートカットがまだ生きているのかとチェックするつもりで開けてみると、2014年の相模原薪能の記事に出会いました。
返信削除私もあの日、相模原グリーンホールで観能しておりました。指定座席が取れていたのですが、最前列の中ほどで舞台の縁が邪魔で見にくいおもいをしたことが思い出されました。でもその日、隣の席の方に教えていただき、相模女子大学で行われる宝生流の先生の能楽入門講座を受講することとなり、後々能楽鑑賞に励む端緒となりました。
コメントありがとうございます。
返信削除かれこれ10年近く前のグリーンホールでの相模原薪能、懐かしいです(時がたつのは早いですね~😊)。
匿名さまはその時の観能がきかっけで入門講座を受講され、能楽愛好家になられたのですね。
私もあの頃はお能を見始めたばかりで、胸をワクワクさせながら拝見していました😊