2014年10月29日 宝生能楽堂 14~16時半
素謡 《敦盛》 シテ 川瀬隆士 ツレ 辰巳和磨 ワキ木谷哲也
舞囃子 《松風》 辰巳大二郎
松田弘之 大倉源次郎 大倉慶乃助
仕舞 《源氏供養クセ》 金野泰大
《融》 佐野弘宜
《清経クセ》 内田朝陽
舞囃子 《鵺》 田崎甫
松田弘之 大倉源次郎 大倉慶乃助
能 《枕慈童》 シテ 金井賢郎
ワキ 村瀬提 ワキツレ 矢野昌平 村瀬慧
松田弘之 大倉源次郎 大倉慶乃助 金春國直
初番の素謡《敦盛》が、「謡宝生」の面目躍如といった感じで、とても良かった!
シテ、ツレ、ワキのお三方とも素晴らしかったのですが、
シテの川瀬さんがずば抜けて巧い!
この方、舞も魅力的なので、またぜひお舞台を拝見したいと思いました。
次の舞囃子《松風》の辰巳大二郎さんは大阪出身なので、芸風も関西風。テンポが通常の宝生流の中ノ舞よりも、ゆったりしていて繊細華麗。
夢ねこは(自分自身が関西出身ということもあり)、こうしたゆったりしたテンポが好きなのです。
腰もとても低い位置にキープされていて、姿勢も佇まいもきれいでした。
関西の若手能楽師さんの間で切磋琢磨されてきたのだなあという印象。この方も注目株のおシテさんです。
(直近では、「満次郎の会」のツレ天狗で拝見する予定。嬉しい!)
仕舞を拝見した後、ちょっと仕事関係で連絡しなければならないことができて、次の舞囃子《鵺》の時はロビーに出ていたため、拝見できず。
(モニターから大倉源次郎・慶乃助コンビの迫力ある演奏が聞こえてきました。)
能の《枕慈童》ではシテの金井賢郎さんが好演されていたように思いますが、夢ねこの頭の中はほとんど仕事モードになっていて、舞台に集中できず、ごめんなさい……。
破竹の勢いで進化し続ける和英宗家。
その牽引によって、若手の方々もめきめきと伸びていらっしゃる、というのが全体的な印象でした。
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